Rhino8と旧バージョンとの仕様の違いについて
Rhino8 からは旧バージョン(Rhino5/Rhino6/Rhino7)の仕様(ツールバーとパネルをそれぞれ保存。ツールバーはRUI形式)と異なり、”コンテナ”にツールバーやパネルを任意に登録することができる仕様に変更されました。
メリットとしては、旧バージョンではパネルは1つしか表示できなかったのが、コンテナ内に同一のパネルを複数表示できるなどがあります。
左や右にレイヤパネルを表示したり、画面上にオブジェクトスナップを置くなど、より自由度が高まりました。
デメリットとしては、ファイル形式が変わったのでRUIをそのまま読み込む箇所がなくなっています。
※Rhino7 以前のRhinoにツールバーを移植したい方は、こちらをご覧ください。
Rhino8にツールバーを移植する方法
Rhino5/Rhino6/Rhino7 ではツールバーレイアウトというコマンドで移植を行いましたが、Rhino8 では上記の仕様の違いによりツールバーレイアウトがなくなりました。
代わりに下記の手順でツールバーの移植が可能です。
※Rhino4 以前のバージョンについてはRUI形式ではないため、Rhino8 への移植が不可となります。
1 . 旧バージョンのRhinoでツールバーファイルを保存する
旧バージョンのRhino(下記の例はRhino5)を起動し、ツール>オプション ツールバーから現在のツールバーファイル(RUI形式)のファイルの場所を確認します。元のRUIがなくならないように、複数名前を付けて保存しておくのをお勧めします。
2 . Rhino8でツールバーファイルを読み込む
Rhino8 を起動し、ツール>オプション 画面>ツールバー から+アイコンをクリックし、[開く]を押します。
先ほど保存した [Rhino5.rui]を選択します。
下図は元の Rhino8 に読み込んだ Rhino5 のツールバーが読み込まれた状態です。
新たにツールバーを表示する・切り替える
新たにツールバーを表示したい場合は、ツールバー上のボタンがない箇所で右クリック> ツールバーを表示をクリックします。
表示したいツールバーにチェックをつけて、表示することができます。
上部のライブラリからRhino8 のものと、旧バージョンから移植したツールバーを切り替えることもできます。